Vol.99 考えるときはイスに座って電気をつけろ

   
   

   心のよりどころは野球だった。
   もちろん、父の影響だ。

   貢さんは、まだ無名だった東海大相模高を、
   全国屈指の強豪校に育て上げた。
   自身も父のもとで高校、大学の計7年間を過ごした。

   「どうやれば1日怒られないで済むのかって考えながら
    野球をやっていた。それほど厳しかった」
 
   同じ指導者となると、父は何も言わなくなった。
   アドバイスをくれたのは一度だけ。
   01年秋、巨人の監督に就任することが決まったときだ。

   「これから、悩みごとや考えることがいろいろと増えるはずだ。
    だけど、床について枕に頭をつけたら、考えごとをしてはいけない。
    考えるなら、イスに座って電気をつけて考えなさい」

   「なぜ?」と聞き返すと
   「枕に頭をつけたときは寝るときだ」
    と言われた。優しい声音だったという。

   02年4月、監督デビューは開幕3連敗だった。
   その時、父の言葉の真意を理解した。

   「畜生!と思うと、なかなか寝つけない。
    それで、おやじの言葉を思い出した。
    電気をつけて座ると、実は大したことを考えていないんですよ。
    寝た状態だと、ネガティブになってしまう。
    これは今でも教訓にしています」

   ~be フロントランナー WBC日本代表監督 原辰徳さん 引用~
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   こんにちは のざおです。
  
   これはナイスな助言です。
   たしかに寝るとき、あれやこれやと思いをはせると、
   なぜかネガティブなことばかり考えてしまいます。
   で、朝になって思い返してみると、
   なぜ、あんなに後ろ向きに考えていたのだろう?
   なんて思うこと、よくあります。

   「人生、前向きに考えなきゃ」     
   そう心がけて日々過ごすより、
   「枕に頭をつけたら、考えごとはしない」
   と決める。

   後ろ向きにならないインフラを整える術を身につける、
   これも重要なスキルなんだと思います。

   <2009.4.7コラム>